2 潤滑油(基油・ベースオイル)の種類と特徴
 エンジン油やギヤ油といった潤滑油は、数種類の基油(ベースオイル)に添加剤等を配合したものであり、エンジン油やギヤ油の性能は用いられる「基油」「添加剤」により決定される。
ここでは、自動車用潤滑油に多く使用されている基油の種類と特徴について説明する。
 基油の種類と特徴
潤滑
性能
温度
特性
揮発
性能
低温
性能
高温
性能
添加剤
溶解性
鉱油との
混和性
使用可能
温度範囲(℃)
水素精製基油 -30〜150
水素化分解基油 ○△ -50〜200
化学合成基油
ポリアルファオレフィン
△× -60〜250
ポリエールエステル -50〜300
上表から、水素化分解基油は、温度特性(低温でも硬くならず、高温でも柔らかくなりすぎない)に優れた基油としてエンジン油に採用されはじめました。
カタログ等には、「水素化分解基油」以外に「高度精製基油」「HIVI基油」「VHVI基油」等の呼称で表記されている。
また、高性能をセールスポイントに化学合成基油を用いたエンジン油も多く販売され、ポリ・アルファオレフィン(PAO)やポリ:オールエステル等はエンジン油として優れた特徴を有しているが、価格が非常に高価になっている。